厚物のワイヤーカット加工|高精度な厚板・精密輪郭加工|阪神精工

「厚い部品の外周を、図面どおりの輪郭に加工したい」
「高さのあるワークに、異形穴や細溝を加工したい」
「厚物でも、寸法や厚み方向の精度を確認して依頼したい」
厚物のワイヤーカット加工では、輪郭形状だけでなく、加工高さ・材質・要求精度に合わせた条件の検討が重要です。
阪神精工では、最大高さ420mmまでの厚物ワークのワイヤーカット加工に対応しています。製品寸法、加工形状、公差などを確認し、使用設備と加工工程を検討します。
厚物加工は、厚み方向の精度も重要です
ワイヤーカットでは、細いワイヤ電極を使い、輪郭データに沿って材料を放電除去します。
厚物部品では、上面から見た輪郭だけでなく、その形状が厚み方向にどのように続くかも重要になります。
例えば、
- 上面と下面の寸法差
- 加工面の真直度
- 基準面に対する直角度
- 外形と穴の位置関係
- 相手部品とのはめ合い
などです。
必要な精度は部品の用途によって異なります。輪郭寸法に加え、厚み方向の要求も図面から確認します。
加工高さに合わせて条件を検討します
薄板と厚物では、同じ輪郭でも加工条件が異なります。
厚物では、ワイヤの挙動や加工くずの排出、放電状態の安定性などを考慮する必要があります。
また、加工時間は高さだけで決まるものではありません。材質、輪郭の長さ、コーナー形状、要求精度、仕上げ条件などによって変わります。
阪神精工では、材質・加工高さ・輪郭・公差を合わせて確認し、加工条件を検討します。
外周輪郭・異形穴・スリットなどをご相談ください
厚物ワークでは、次のような加工をご相談いただけます。
- 特殊な外周輪郭
- 四角穴・六角穴・多角形穴
- キー溝付きの内径
- 切欠きや複数溝を含む異形穴
- 貫通スリット
- 角度付きの輪郭
ワイヤーカットは、基本的にワイヤを通せる形状が対象です。
底を残す穴や止まり溝などは、形彫り放電加工やマシニング加工など、別の方法を検討します。テーパー加工についても、高さ・角度・輪郭形状を確認して対応可否を判断します。
最大高さ420mmまでの厚物ワークに対応
阪神精工では、高さ420mmまでの厚物ワークに対応しています。
ただし、加工高さだけで対応可否を判断することはできません。
- ワーク全体の大きさ・重量
- 加工箇所と保持方法
- 穴や溝の大きさ
- 内角R
- 要求公差
- 加工基準
- 材質・熱処理状態
なども確認します。
**最大高さの範囲内でも、形状や要求精度によって加工条件は異なります。**加工箇所の詳細図とともに、ワーク全体が分かる図面をご提供ください。
焼入れ後の高硬度材にも
焼入れ後の鋼材などでは、材料の硬さや工具形状の制約によって、切削加工が難しくなる場合があります。
ワイヤーカットは刃物で材料を削る方法ではないため、導電性のある高硬度材も加工方法の候補になります。
「焼入れ後に外形を仕上げたい」
「熱処理後にキー溝を追加したい」
「高硬度材に特殊な貫通輪郭を加工したい」
といった案件についても、材質・硬度・現在の加工状態を確認して検討します。
図面の基準から加工工程を考えます
精密部品では、加工する輪郭だけでなく、どの面や穴を基準にするかも重要です。
例えば、研磨済みの面を基準にする場合や、既存穴に対して外周輪郭を配置する場合などです。
追加工では、完成図面に加えて、現在のワーク状態が分かる資料があると確認しやすくなります。
必要に応じて研磨やマシニングなども組み合わせ、部品全体の図面から工程を検討します。
お見積り時に確認したい情報
厚物のワイヤーカット加工をご相談いただく際は、可能な範囲で次の情報をお知らせください。
- 材質・熱処理内容・硬度
- ワーク全体寸法・加工高さ
- 加工する輪郭・穴・溝の形状
- 内角R・テーパー角度
- 寸法公差・幾何公差
- 表面粗さ
- 加工位置と基準
- 現在の加工状態
- 必要数量・希望納期
特殊な輪郭の場合は、PDF図面に加えてDXFなどのCADデータもご提供ください。
厚板・高さのある精密部品をご相談ください
厚物のワイヤーカット加工では、「設備に入るか」と「要求される形状・精度を満たせるか」を合わせて確認することが重要です。
阪神精工では、最大高さ420mmまでの厚物ワークについて、材質・製品寸法・加工形状・公差から加工方法を検討します。
単品・試作・小ロット、支給品への追加工もご相談ください。
厚板や高さのある部品の精密輪郭加工をお探しの場合は、図面・CADデータを添えて阪神精工株式会社までお問い合わせください。


